【メディカル】あなたの神経は「刺激」に慣れていませんか？（八丁堀店）
あなたの神経は「刺激」に慣れていませんか？
マッサージを受けても強くやってもらわないと気持ち良くない、ストレッチをするとちょっと伸ばしただけで痛く感じる、痛みの感じ方はその人それぞれですが、痛みというのは人体が感じる刺激信号としてとても重要な目安となるものです。今回は神経と刺激に関してご紹介していきます。
アルントシュルツの刺激法則
刺激に関するお話をする前に刺激の強度と神経や筋の興奮性について述べた法則についてご紹介致します。
アルントシュルツ（アルント）の法則とは人間に外部から与える刺激の強さとそれに対する神経の作用について定義したものです。＊ここでの刺激とは皮膚や筋肉に与えるものを指します。
人体に対する
① 弱い刺激は低下している神経機能を回復（活性化）させる
② 中等度の刺激は神経機能を更新（促進）する
③ 強い刺激は神経機能を抑制（沈静）する
④ もっとも強い刺激は神経機能を停止させる．
例えるならマッサージやストレッチは強くやれば痛みを感じ、その分効いているような感覚になりますが、実際は中ぐらい、痛気持ちいいかな？くらいの強さが一番効果的だということです。
強いマッサージ、ストレッチを求める方に対しそれを必要以上に強く行うことは、揉み返しやストレッチ痛を招く恐れがあります。初めていくマッサージ店、接骨整骨院などでその時は気持ち良くスッキリしたが次の日に揉み返しやストレッチ痛がひどく出てしまったという方もいるのではないでしょうか？
症状と目的に合わせた適切な刺激方法を選ぶ
痛みの症状や可動域改善、競技力向上など様々な目的目標でお客様からご相談いただきますが、それぞれの目的に合った改善方法を選択することが大事です。
例えば腰痛や肩こりが本当に辛く、今すぐにでも症状を改善、緩和したい、という方には前述の③程度、緊急性によっては④のような刺激を加えることでその場の症状を抑える施術や運動を行うこともあります。しかしながら、施術者の技術や運動内容の選択によって効果に幅が出てしまう、前述した揉み返しやストレッチ痛などが起きてしまうことも考慮しなくてはいけません。
緊急性はないが今後のことも考え、今から取り組み症状を緩和させたい、とお考えの方は①や②程度の刺激が入る施術や運動を行うことを長い目で見てお勧めします。
まとめ
身体を正しく動かすための神経と筋肉をトレーニングすることで適度な刺激が入り、身体の不調をより良い方向に改善していけます。その時の症状と目的によって最適な選択肢があることを覚えておきましょう。
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