ぎっくり腰・腰痛
ぎっくり腰は急性腰痛症といい、突然痛みが発生する腰痛を総称していうことが多いです。
「朝起きたら腰が痛かった」
「重いものを持ち上げようとしてグキッとした」
「くしゃみをした瞬間に痛みがでた」
「長時間体を動かす作業をした日の夜に痛くなってきた」
何かの動作がきっかけで急に強い痛みが出ることもあれば、初めは軽い痛みから徐々に強くなっていくケースもあります。
腰の筋肉や靭帯に傷が入り痛みが発生します。
特に激しい動作をしたわけでもないのに急に痛みが出るため、原因が分からずに初めて経験する人にとってはどうしていいかわからないと困惑することも多いです。
軽度のケースでは2〜3日で痛みが改善していきますが、重症のケースや初期の対処を誤ると痛みが長期化してしまうこともあるため、早めに専門家に診てもらい治療することをおすすめします。
ぎっくり腰の症状
以下のような症状が特徴的です。
- 左右どちらか、もしくは真ん中に痛みが出る
- 局所的に痛む、もしくは広範囲に痛みが広がるケースもある
- 急に痛くなるケースと徐々に痛くなるケースがある
- 腰を動かすと痛い(前屈み、後ろに反る、腰を回すなど)
- 重症なケースでは痛みで起き上がることできず、寝返りも困難なこともある
- ヘルニアなどの症状を併発しているとお尻や脚にも痛みが出る など
- 〈長引く腰の痛みは注意が必要!〉
- 通常の軽度のぎっくり腰は2日〜1週間ほどで痛みが軽減していきますが、次のようなケースは単なるぎっくり腰ではないので注意が必要です。
- 一週間たってもなかなか痛みが引かない
- 同じ症状を何度も繰り返している
- 1ヶ月以上痛みが続いている
- お尻、太もも、ふくらはぎ、足の指先にまで痛みや痺れがある
- このようなケースは次のような慢性疾患が関連し、腰痛が重症化する可能性もあるので根本治療が必要です。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎すべり症
- 腰椎脊柱管狭窄症
- 坐骨神経痛 など
ぎっくり腰・腰痛の原因
急に腰が痛くなると直前の動作が原因だと考えがちですが、決してそれだけではありません。
患者様のお話の中にも「原因がわからないけどだんだん痛くなってきた」というケースが多くあります。
痛みが出る直前の動作は原因ではなく誘因(きっかけ)であり、そもそも「ぎっくり腰になりやすい状態にあった」ということが多いです。
これは日常生活の姿勢や動作の習慣で、腰に負担をかけてしまっていることが原因です。
次の項目に心当たりのある方は日常的に腰に負担をかけてしまっている可能性が多いです。
- 前屈みの姿勢での作業が多い
- 前屈で手が床につかない、体(特に太ももやお尻の筋肉)が硬い
- 骨盤のバランスが悪い(猫背や反り腰になっている)
ぎっくり腰・腰痛の“本当の原因”は、日常生活の姿勢や動作の中に隠れていることが多いです。
TTBパーソナル整骨院ではつらい痛みを改善しつつ、この“本当の原因”を解消していくことが最も重要だと考えています。
ぎっくり腰の治療法
ぎっくり腰は筋肉や靭帯のなどの組織に傷が入っている状態です。
傷口がふさがっていけば通常1週間〜10日で痛みは改善していきますが、より早く治すためには受傷後の対処の仕方が重要です。
以下に悪い対処法と良い対処法を紹介します。
- 【悪い対処法と良い対処法】
- ×患部のマッサージやストレッチ → ◯患部は安静(出来れば腰痛コルセットやテーピングなどで保護)
×温める → ◯冷やす(できれば氷くらい冷たいもので冷やすことで痛みや炎症を早く抑えられます)
×負荷のかかる姿勢を長時間続ける → ◯痛みのない姿勢で安静(動ける場合は寝たきりになる必要はない) - 「炎症を抑えるために冷やして、痛みが引くまで安静固定」が基本です。
またどうしても早く辛い痛みを引かせたいという方には鍼治療が効果的です。
鍼治療には炎症を引かせて痛みを軽減させる効果が期待できます - 〈長引くぎっくり腰・腰痛の治療法〉
- 1週間以上痛みが引かない、お尻や足の方にまで痛みがあるケースは神経症状が絡んでいる可能性もあり、重症度が高くなります。
「根本的な原因」を取り除く治療をしなければ改善していかないことが多いです。
ぎっくり腰を繰り返している方や長年腰痛に苦しんでいる方は、「痛みがなくなったのでもう大丈夫だろう」と考え、痛みを基準にしていることが多いです。痛みは単なる症状であり、痛み(症状)がなくなっても原因が改善しているわけではありません。
TTBパーソナル整骨院では、鍼治療や整体で痛みを引かせることはもちろん、腰痛を根本的に改善し予防するために、腰痛ストレッチや姿勢の改善に特化したメニューを提供しています。
ぎっくり腰でお悩みの方、これまでどこに行っても改善しなかった腰痛でお悩みの方は今すぐ当院にご相談ください。