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むち打ち

むち打ち

むち打ちとは?

むち打ちは交通事故による衝突や追突、スポーツ中の強い接触などで首の骨(頚椎)に鞭打つようにしなる形で強い衝撃が加わった時に、背骨や神経、筋肉などが損傷して発生する症状です。

むち打ちは早期の処置が重要!?むち打ちとは?

むち打ちは、受傷直後から症状が現れるケースと、時間が経過してから症状が現れるケースがあるので注意が必要です。 特に軽い事故ではすぐに自覚症状が出ないケースや、直後の検査では異常がなくても徐々に症状や異常が現れるケースも多いです。 また、むち打ちをただの捻挫だと思って適切な処置をしなければ、症状が長引いたり後遺症が残ってしまうことに繋がります。

むち打ちの種類

頚椎捻挫型(けいついねんざ)

むち打ちの多くはこの「頚椎捻挫」です。 いわゆる首の捻挫で、筋肉や靭帯などの頭部を支える首の軟部組織を損傷している状態です。首を動かすことで痛みが発生するケースや、ひどい場合には首を動かすことができずに可動域制限が起こるため、肩・背中の張りや痛み、めまいや頭痛などを併発します。

バレー・リュー症状型

首の骨(頚椎)に沿って走っている自律神経が強い衝撃で損傷した際に、脳や脊髄への血流が低下し、自律神経のバランスが崩れて発症する様々な症状を「バレー・リュー症状」と言います。症状として最も多いのが後頭部の頭痛、その他にもめまいや耳鳴り、難聴、強い倦怠感などがあります。

神経根症状型

首には頚椎(首の骨)が7個連なっています。 その頚椎の中を通る脊髄からそれぞれの隙間を通って神経根という太い神経が出ており、肩や腕などの末梢神経に伸びています。 追突などの強い衝撃により神経根が損傷し負荷を受けることで首の痛みのほかに、肩から腕、指先にかけて痺れやだるさを感じたり、感覚の鈍麻、筋肉に力が入らないといった症状を引き起こします。

脊髄症状型

頚椎(首の骨)の中の脊髄まで損傷してしまういわゆる「脊髄損傷」のことです。むち打ちの中でも重症の部類になります。 脊髄の損傷により下肢にしびれや知覚異常が起こり、歩行障害が現れたり、膀胱直腸障害を併発することがあります。後遺障害として残ってしまう可能性がある、非常に危険な症状です。

脳髄液減少症

非常に珍しいケースですが、事故の衝撃により脳髄液が漏れだして、様々な症状を併発してしまう疾患です。 症状としては頭痛、首の痛み、めまい、耳鳴り、視力障害、全身倦怠感、自律神経症などがあります。 症状は慢性的に起こるため仕事や学業などの日常生活に支障をきたし、就労困難や不登校に陥るケースもあります。 この疾患の認知度は低く、うつ病や自律神経失調症、起立性調節障害などと診断されてしまい、なかなか周囲に理解されないことが多い症状です。

以上のようにむち打ちと言っても損傷の状態によって症状は様々です。治療方法や治療期間なども症状によって異なりますので、正確に症状を把握した上で、個々に合わせた最適なむち打ち治療を羽毛田整骨院では施します。