【メディカル】息苦しい、手が痺れる、胸郭の乱れにご注意を!(八丁堀店)
特に不調もないのに、息苦しくなる、指先が冷える、痺れる。
ここ1、2年でそういった症状が出てきた方もいるのではないでしょうか?
これらの症状の原因の一つに胸郭の乱れ、簡単に言うと姿勢の乱れが挙げられます。
今回は上半身の姿勢と胸郭についてご紹介致します。
理想的な姿勢
一般的な理想の姿勢というのは後ろから見た姿勢と横から見た姿勢で指標があります。
後ろから見た姿勢は中心線(身体の真ん中を通る線)が
・後頭隆起(頭の後ろの出っぱった部分)
・椎骨棘突起(背骨の出っぱり)
・殿裂(お尻の真ん中のライン)
・両膝の内側中心
・量くるぶしの内側中心
5点が一直線に並んでいればとても良い姿勢と言えます。
横から見た姿勢は
・耳垂(耳たぶ)
・肩峰(肩の出っぱり)
・大転子(太ももの付け根、外側の少し硬い部分)
・膝のお皿の骨の裏側
・くるぶしの少し前
5点を一直線に並んでいればとても良い姿勢です。
上半身を見るならば座った姿勢で上のふたつの指標が直線であることがまずは目安になると思います。
胸郭とは
胸郭は胸椎(背骨のうち胸の高さに相当する12個の骨)と肋骨と胸骨(胸の真ん中にある骨)で構成されており、心臓や肺を守る大事な箱を作っています。胸郭はそこまで大きな動きはできませんが深呼吸をした際などに動くのを確認することができます。
胸郭の乱れとご紹介しましたが実際は胸郭の周辺の筋肉や動きが凝り固まってしまうことで息苦しさや指先や腕の冷え、痺れ、怠さなどの症状が出てくることがあります。
主な原因と対策
症状が出てくる原因は不良姿勢と筋肉の凝り固まりですがそもそもは「猫背」が根本的な原因になってくると考えられます。
猫背の姿勢は肩甲骨が前に垂れ下がるように固定されやすく、胸郭が広がりにくい(呼吸がしにくい)状態に陥りやすくなります。肩甲骨が下がると肩や首の筋肉が引き伸ばされ、凝りや痛みが出てきます。その状態を長く放置すると上記のような諸症状が出てきてしまうことがあります。
主な対処法としては
・肩甲骨を大きく動かす
肩甲骨が前に垂れ下がった姿勢を改善するために、背中に力を入れて胸を張った姿勢を心がけます。肘を身体の後ろに引くような動作は肩甲骨が背骨に近づくので効果的です。
・胸を開く、反らす
これは症状が出ている方には少し動きにくいかもしれません。胸を開いたり、反らしたりする事で胸郭が呼吸をしている時に近い動きを出すことができます。ストレッチポールなどを用いると動きやすいです。
まとめ
デスクワークやテレワークが主な働き方になっている方が増えている今、上半身の動きが固まってきて色んな症状が出てきてしまっていることが多くなっています。こまめに肩周りや背中を大きく動かすこと、姿勢を良くするために鍛えておくことを意識して生活しましょう。
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