【メディカル】腰のヘルニアと診断されたら（八丁堀店）
現在、腰の痛みにお悩み方は早ければ小中学生、遅ければシニア世代と発症時期や程度も幅広く、年齢に関わらず起こる症状となりました。今回は腰痛症状を引き起こす「椎間板ヘルニア（腰部）」について原因と改善のための参考トレーニングをご紹介します。
ヘルニアとは
そもそもヘルニアとは、体内のある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態を言います。この状態が背骨のクッションである椎間板におこったものを椎間板ヘルニアと呼びます。 椎間板の中に存在する髄核（ずいかく）というゲル状の組織が、外に飛び出してしまった状態です。
椎間板ヘルニアの原因
腰椎椎間板ヘルニアの好発年齢は20代〜40代が一番多く、次いで10代、50代となっていきます。根本的な原因は柔軟性の低下が不良姿勢の継続が主になりますが、若年層での発症は運動におけるオーバートレーニング、中高年以降の発症は患部を支えるための筋力不足などがあります。また稀に交通事故などでの受傷後、後遺症としてヘルニアが発症してしまうことがあり、これは頚部に多く見られます。
腰部椎間板ヘルニアは脊柱間にある椎間板に対し前方への傾きの圧力がかかることで、後方に椎間板の髄核が突出する力がかかってしまいます。後方にある脊髄に対し後方に突出した髄核が圧力となり神経を圧迫、結果様々な神経症状が出てしまうのが椎間板ヘルニアの特徴です。
椎間板ヘルニアと診断されたら
まずヘルニアと診断されるにあたってはお医者様の指示に従うことが前提となります。痛みがある程度治り、お医者様からの運動許可が出るまでは安静を心がけましょう。
- 柔軟性向上
まずは腰部の負担を軽減するために、骨盤を後傾→ニュートラルに戻し、椎間板への前方圧力がかからないような姿勢を習得しなくてはいけません。そしてそのためには下半身後面の柔軟性の向上が必須となります。大腿二頭筋を含むハムストリングスや内腿の筋肉の柔軟性を高めましょう。
もも裏ストレッチ参考動画→https://ttbrimotore.com/contents/48?fcid=11
- 動きの習得
柔軟性向上へのストレッチやトレーニングは、柔軟性を高め、筋力を向上させることも目的ですが、まず「腰に負担のかからない動き」を覚えることがこの後の筋力向上にも大事になってきます。一番良い姿勢、フォームでストレッチやトレーニングを行わないと効果が十分でなく、良くない場合は痛み症状を再発させてしまう可能性もあります。
腰部椎間板ヘルニアの改善においては腰の負担を減らすために、肩甲骨を内転して固定、骨盤を前傾できるように柔軟性と筋力を向上し、身体を前に倒す際に腰が丸まらない状態をキープできるようにする必要があります。
- 筋力強化
柔軟性を高め、姿勢、フォームを理解できたらトレーニングをして筋力強化を進めましょう。主なトレーニングは下半身のトレーニングとなりますが、スクワットやグッドモーニングといった上半身にも力を入れておかなくてはいけない種目がヘルニア改善には効果的です。グッドモーニングは難易度の高いトレーニングなので専門家にご相談ください。
スクワット参考動画
椅子なし→https://ttbrimotore.com/contents/175?fcid=44
椅子あり→https://ttbrimotore.com/contents/176?fcid=44
まとめ
ヘルニアの改善には痛みの状態に注意しながら、正しい姿勢、フォームの習得、必要な筋力強化と対策の継続が重要になります。整形外科や整骨院、その他ヘルニアに対して理解、知識のあるトレーナーがいるジムなど、正しい取り組み方を一緒に手伝ってもらえる環境で改善を目指していきましょう。お悩みの方は是非一度ご相談ください！
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