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【メディカル】腰痛に治るという概念はない!?

「腰痛には治るという概念はない」

と考えた方が良いです。

なぜなら、腰痛はいつでも起きる可能性があるからです。たとえ一度痛みが消えても、再度腰に負担溜まると腰痛は再発します。つまり、「痛みがなくなった=治った」ということではなく、「痛みがなくなった=予防できている状態」ということです。

慢性的な腰痛が起きる原理は、コップ(腰)に水(負担)が溜まっていくようなものだと考えています。コップに水が溜まっていく段階では、痛みなどの症状はありませんが、コップの縁から溢れ出すと痛みに変わります。コップ(腰)から溢れるほど水(負担)を溜めてしまうことが腰痛の原因なのです。

つまり、腰痛を改善させるには、「どうやって水を溢れさせないようにするか」が重要です。

その方法は大きく分けて3つあると考えています。

①コップに水を溜めない
→正しい姿勢や動作で生活する(姿勢改善や健康に関する知識)時間はかかりますが、取り組むべきです。

②コップに溜まった水を定期的に減らす(溢れさせない)
→ストレッチやマッサージなど、頻繁に体をケアする習慣をつける。定期的にケアしていれば溢れることはありません。最もすぐに取り組めるアプローチです。

③コップの容量を大きくする(同じ負担量でも溢れない)
→体を支えている筋肉を増やす(筋力トレーニングや運動など)。時間と手間を要しますが、取り組むことによって①の実現にも繋がります。

いかがでしょうか?

慢性的な腰痛を改善するためには、この3つのアプローチ方法でコップから水を溢れさせないように予防することが重要です。