【食事】血糖値によって脳が受ける影響とは!?
◆集中力はその人の資質ではなく、血糖値に左右される!?
「脳のエネルギーはブドウ糖だから、集中力が切れたら甘い物を食べると良い」は、残念ながら更なる集中力の低下をもたらします。
食後に血糖値が急上昇すると、膵臓からインスリンが分泌されて、血糖値が下がります。
この時に一時的に低血糖になるため、集中力が切れて眠気やだるさが襲ってきます。
食後の眠気 はこの血糖値の乱高下が原因なのです。
集中したい仕事や思考の必要な会議などの前は糖質が多い料理や、血糖値の上がりやすい食材や調味料は控えるようにすると良いでしょう!
◆まだ知らない人もいる!?実は糖質が多い「隠れ糖質」の食材や料理
米やパン、麺類以外にも実は糖質の多いものはあります。
根菜類には比較的糖質が多く、和食や調味料には砂糖が多く入っているものも多いため、代表的なものは知っておくと損はないでしょう。
野菜 :ニンジン、ジャガイモ、ナガイモ、サツマイモ、カボチャ、トウモ ロコシなど根菜類
果物 :桃、柿、バナナ、パイナップル
煮物 :肉じゃが、筑前煮、サバの味噌煮、切干大根
調味料:みりん、めんつゆ、ケチャップ、ソース
その他:餃子・春巻きの皮、カレー、ハンバーグ、クリーム系ソースの料理、照り焼き系の料理
◆「〇〇がやめられない!」は脳の錯覚!?
「毎晩の甘いものがやめられない」という感覚は、一種の中毒症状です。
これは脳が勝手に必要だと錯覚しているだけなので、本当に体が欲しているのではありません。
これらの食品依存(中毒)は特に砂糖、小麦粉などの糖質を多く含む食品ばかり食べていると起こりやすいです。
代表的なものは、ピザ、フライドポテト、ポテトチップス、クッキー、チョコレート、アイスクリームなどのいわゆるジャンクフードやお菓子です。
自分の欲求や感覚に従って食べるものを選んでしまうと、必要な栄養素が不足したり、逆に不必要な栄養素を過剰摂取してしまいがちです。
満腹感や満足度ではなく、「本当に必要な栄養素が摂れているのか」 を意識しましょう。
当院で食事の見直しに取り組まれたお客様の中にも「やめてみたら意外と平気だった」 とおっしゃる方はとても多いです。面白いです。