【ダイエット】ダイエット中に便秘になりやすいのはなぜか?
ダイエット(糖質制限)による便秘のお悩みについてお話ししたいと思います。
「ダイエット(糖質制限)をする前は便通が快調だったのに、始めたら便秘になった」というお悩みをお客様もよくおっしゃっています。その際にご説明していることをお話ししたいと思います。
ダイエット(糖質制限)による便秘の原因は一つではありませんが、大きく分けると「食物繊維摂取の減少」「水分量の減少」の2点が多いと言われています
原因①:食物繊維摂取の減少
なぜ食物繊維とダイエット(糖質制限)が関係するのかというと、糖質を制限するということは、お米や麺類、パンなどの炭水化物を制限していくことが多いからです。
「炭水化物 = 糖質 + 食物繊維」です。
つまり、糖質制限を行うと炭水化物の摂取が減るため、それまでの食事と比べると食物繊維の摂取は減少しやすいです。
食物繊維は腸の運動に関与します。お野菜などの繊維質なものに含まれる「不溶性食物繊維」と、海藻類やオクラなどのネバネバした食材などに含まれる「水溶性食物繊維」とに分けられます。
「不溶性食物繊維」は、腸内で蠕動運動を起こして老廃物を排出しようとする役割があります。
「水溶性食物繊維」は水分を含ませて老廃物を排出しやすいようにする役割があります。
これら食物繊維を摂取していかないと、老廃物を排出が鈍くなり便秘の原因となってしまうため1日3食の中で摂取を意識していくと良いでしょう。
【対策】:炭水化物を適度にとり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂る
・不溶性食物繊維
穀類、野菜、豆類、ごぼう、キクイモなど
・水溶性食物繊維
昆布、わかめ、こんにゃく、里いも、大麦、オーツ麦など
【オススメ】:小麦よりも米、大麦などの穀物を食べる(朝昼)
原因②:水分量の減少
水分は、栄養や酸素を運搬していくことに必要不可欠なものです。しかし、糖質制限を行うことで水分摂取量も減っていきます。なぜなら、体内で糖質に纏っているものが水分だからです。
例えば、お米を研ぐ際も水分を加えて炊いています。そういうことを考えると、糖質を抜いただけで体内の水分量が大きく減ることもあります。水分が不足していることから、腸での働きが悪くなり、便秘の原因となってしまうこと考えられます。
【対策】:水をこまめに摂取・一日1.5~2リットル飲む
その他考えられる原因
①脂質の不足
ダイエット中に避けがちな油は、便の潤滑油となるので抜きすぎないように意識しましょう。
【対策】:毎日小さじ1~2杯のオイルを飲む
【オススメ】:オリーブオイル(オレイン酸:抗酸化作用)、えごま油、あまに油(オメガ3脂肪酸:必須脂肪酸)
②不溶性食物繊維ばかり摂取していることによる便の水分不足
【対策】:水溶性食物繊維も同時にバランスよく摂取する
自分の体に最適な食習慣が大事!
同じ内容の食事をしていても、人によって体の反応は異なります。
また、巷で流行っていることや、テレビやネットの情報に流されることなく、自分に合ったものを見つけなければ習慣化することはできません。
TTBパーソナルトレーニングのダイエットコースでは、「極端にならない」「無理をしない」長期的に続く食事改善を一人ひとりのペースに合わせてご提案しています。気になる方はお気軽にご相談ください。