【メディカル】ギックリ腰になった時の対処法
季節の変わり目はギックリ腰の患者様が増えます。急激にギックリ腰の患者数が増えるのは実は「治療院あるある」です。例えば、次のような時期はギックリ腰が増えます。
・季節の変わり目
・低気圧
・気温差が激しい
・疲労の蓄積
ギックリ腰はきちんと対処すれば改善しますが、初めて痛めた場合はどう対処していいかわからず不安になる方も多いです。今回は万が一ギックリ腰になった場合の知って得する対処法を紹介したいと思います。
《ギックリ腰とは急性腰痛の総称》
ギックリ腰は急性腰痛症といい、突然痛みが発生する腰痛を総称していうことが多いです。 腰(腰椎~骨盤)の筋肉や靭帯に傷が入り、痛みが発生します。
《ギックリ腰の応急処置》
Q. 患部は温める?冷やす?
A. 冷やします! アイスノンなど氷点下の温度で患部を冷やしましょう。消炎、鎮痛効果があり症状の緩和が期待できます。ただし、凍傷にならないように皮膚の感覚がなくなったら一旦皮膚から離し、感覚が戻ったらまた冷やします。温めて腰痛がラクになる経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、ギックリ腰は怪我ですので、温めると炎症が増して悪化するリスクがあります。
• 受傷48時間は出来るだけ冷やすことで痛みが引きやすくなる
• 湿布は皮膚表面の感覚を鈍麻させるだけで、冷却効果は期待できない
• 風呂はシャワー程度にする(温めると炎症が増して痛みが悪化する可能性あり)
Q. 腰のストレッチやマッサージはしていいの?
A. 患部のマッサージやストレッチはNG!
患部には傷があるため、患部のマッサージやストレッチをすると傷口が開き炎症が増して痛みが悪化する可能性大です。痛みを感じる動作やス トレッチはしないでください。
• 日常生活は痛みの出ない範囲で行ってもOK(予後は変わらない)
• 骨盤を腰痛用コルセットで固定すると痛みが軽減しやすい
ギックリ腰は放置すれば重症化する可能性があるので注意が必要です。 もしギックリ腰になった場合はすぐに専門家のいる治療院を受診しましょう!