Column お役立ちコラム

【食事】賢く読み解こう、食品表示ラベル(八丁堀店)

ジムへお越しのお客様、特にダイエット中の方は食品のカロリー表示を見てからお買物されるケースも増えてきたと思いますが、一昨年前に新たに義務化された新食品表示制度の概要をご存じの方は少ないでしょう。
今回はより健康的な目線で食品を選ぶ手助けとなるよう、食品表示法についてご説明します。

食品ラベルとは

食品ラベルとは、食品を販売する際に添付することが義務付けられているラベルの事です。
以前は「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」などの別々の法律で管理されていましたが、それぞれのルールが異なる事から内容がとても複雑化していました。
そこで2020年4月、「消費者の権利の尊重」と「消費者の自立支援」の為にそれらを一本化した食品表示法が生まれました。

食品ラベルの義務と役割

食品ラベルには必ず記載しなければならない「義務表示」が設定されており、消費者の安全性を確保するために以下3つの表示を原則必須としています。

  • 期限表示

容器や袋を開けずに、記載されている通りの保存をした場合の安全性や美味しさを示す期間です。
開封したら期限に関係なく早めに食べましょう。基本「年・月・日」の表示ですが、製造から3ヶ月以上日持ちのする賞味期限については「年・月」で表示してもよいことになっています。

  • 消費期限

未開封の状態で正しく保存された場合に「安心して食べられる期限」の事。
品質の劣化が早く、この期限を過ぎると食中毒のリスクが高まり食べない方が良いとされています。

  • 賞味期限

未開封の状態で正しく保存された場合に「美味しく食べられる期限」の事。
品質の劣化が遅く、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるとは限りません。

  • アレルギー表示

食品のアレルギー表示は命に関わる重要項目として扱われています。
特に発症数の多い7品目は「特定原材料」と呼ばれ、加工食品のパッケージに記載することが義務付けられています。

※特定原材料:卵・乳・小麦・落花生・そば・えび・かに

実際の表記では、個別の食品名の後にかっこをつけて記載する「個別表示」と、原材料の最後にまとめて表記する「一括表示」の2通りの表示方法があります。

  • 保存方法

開封前にどのように保存しなければならないかという表示内容です。
「直射日光を避け、常温で保存すること」「10℃以下で保存すること」など、商品特性に従って表示されています。

原材料名と栄養成分表示

原材料名の項目には、使用した重量の割合が重い物から順番に表示されています。
例えば表記の最初に砂糖が記載されていたら、その食品を製造する際に使用した原材料の一番重い物が砂糖だということになります。
又、以前は原材料と添加物が混在して表記されていたので見分けしづらかったのですが、現在は項目自体を分けるかスラッシュ(/)で区切るようルール設定されています。

栄養成分表示も以前は表示が任意でしたが、新しいルールの下では基本5項目(熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量)がこの順番で表示することが定められています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。食品ラベルには、消費者が正しい判断ができるように正しい情報を記載するという役割があります。是非これらの知識を参考にして普段のお買い物の際に食品ラベルに目を通して正確に情報を読み取り、より健康的な商品選択をしましょう。

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