Column お役立ちコラム

【メディカル】どっこいしょ!に隠された大切な役割(東日本橋店)

「どっこいしょ・よっこらせ」など、ふとした時に声が出てしまうことがあると思います。
ある人はそれを恥ずかしがり、ある人はそれを歳をとったと表現します。実はこういった言葉は非常に大切な役割を持って声に出されています。多くの人はそれの大切さに気付いていないだけなのです。

今回は「どっこいしょ」など声を出すことに隠された大切な役割について解説していきます。

フィードフォワード?フィードバック?

動き出す前、動いている最中に声が出てしまうのはなぜか?
実は人間の身体の制御の仕方に関連しているのです。

多くの方はフィードバックという言葉は聞いたことがあると思います。
フィードバック制御は、目標値と出力の間に誤差が生じて初めて制御を行う「後手の制御」です。
椅子から立とうとした際にバランスを崩して倒れそうになった瞬間に手や足を使って倒れないように支えたという場面はフィードバック制御が働いています。一般的な反射神経というとこちらのイメージがほとんどだと思います。

一方、フィードフォワードという言葉はあまり聞き慣れないと思います。
フィードバック制御が「後手の制御」ならば、フィードフォワード制御は、将来を予測して「先手の制御」を行う仕組みです。椅子から立とうとする際にバランスを崩してしまうことを考慮して、手をついておく、足の位置を調整するという行動はフィードフォワード制御が働いています。

声が出るのは身体が準備しているから

ここまで身体の制御について簡単に説明しました。
制御の仕組み自体はフィードバック制御の方が色々な場面に対応できる制御になっています。
しかし、運動から長い期間は慣れていたり、加齢によって筋肉や神経の反応が遅くなってくると、フィードバックはできてもイメージ通りの動きにならなかったり、身体が思うようについて来ず転倒してしまったりします。

フィードフォワード制御は「何かが起こる前に、それを防ぐための行動をする」仕組みなので、いわゆる事前準備のようなもので、無意識に出てしまう声はこれから身体に動きますよと意識させるためのスイッチを入れる作業だと考えていただけると理解しやすいと思います。
声出すことで自分の身体に動く準備をさせて動きを制御し怪我や不意にバランスを崩すことへの備えをしているのです。

まとめ

「どっこいしょ」の声は歳をとったことで出てくるのではなく、運動を日常的にしている方は何かしらのスイッチ(ルーティーンなど)を持っていて、たまたま歳をとって声を出すことがスイッチになったのであって、全く恥ずかしいことではなく、むしろ身体に必要なことが正しくできていると考えるべきです。

普段の生活でフィードフォワードが無意識に働いている方は、フィードバックを訓練することでより自分の身体を上手に制御することができます。手始めに簡単なバランス運動から始めてみてはいかがでしょうか?

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