Column お役立ちコラム

【健康】気温が上がると体は柔らかくなる?(森下店)

桜も咲いて、春らしくなってきましたね!

以前は4月まで咲いていた桜も3月が終わると散ってしまいそうです。

段々と暖かくなってきて身体が柔らかく動くようになったので、寒くてやめていた運動を再開しようかなと考えている方もいるのではないでしょうか?

寒い時期には身体が硬くなっていたと感じる方は多いと思います。では暖かくなると身体は柔らかくなるのでしょうか?

今回は気温と身体の関係について解説していこうと思います!

寒いと身体が硬くなるのはなぜ?

気温が低くなると身体が硬くなってしまうのには

・筋肉の働き

・血管の働き

の大きく2つの理由が考えられます。

気温が低くなると、体温を高めに保つために身体は熱を発生させます。

筋肉は熱を外に逃がさないように収縮します。

寒いときに身体が小さくなってしまうのはこれが原因です。

筋肉はある程度の弾力性と伸縮性がありますが、寒さなどで収縮してしまっている時はどちらも減少している状態です。

筋肉は硬いと怪我につながってしまうリスクがありますので注意が必要です。

また女性は男性よりも筋肉の割合が少ないので冷え性にもなりやすく、冷えをより感じやすいかもしれません。

血管も熱を体全体に送る働きをしています。

同時に酸素も送りますので人間のエネルギーを作り出すのに必須と言えます。

寒さを感じると末梢血管は熱を逃さないように収縮します。

どの筋肉にも血管は入り込むので、収縮すると血流が滞り筋肉は硬くなっていきます。

足の冷えを感じやすいのは体全体の筋肉量が下半身に多いためです。

また過度な緊張状態が続くと交感神経優位な状態が続きます。

長く緊張していると筋肉は収縮し続け硬くなっていきます。

緊張しているときの手足の冷たさや身体が固まってしまうのはこのためです。

暖かさを感じるとどうなる?

寒さを感じている状態は筋肉や血管が熱を出さないように緊張、収縮しています。

段々と暖かさを感じると少しずつ解けていくような感覚になるかもしれません。

寒さは人間の本能的には生死に関わる条件ですので、寒ければ緊張しますし、暖かければ緩んでいきます。

お風呂やカイロなどで身体が温まっている状態は緊張状態から逃げることができるので、副交感神経が優位になり筋肉や血管は解れていきます。

運動再開のために温めて準備!

暖かくなって筋肉が解れている状態でも、身体が柔らかくなっているわけではありません。

大切なのは動く前に身体を温めてあげることです。

朝起きた時は上半身が固まっていることが多いので上半身をゆっくり大きく動かしてから布団から出る。

運動する前はゆったり大きな動きでストレッチをして身体を温めて、運動終了後にも大きく伸ばすストレッチを行いましょう。

また身体は中から温めてあげるのも効果的です。

お味噌汁のような汁物を摂取する、野菜類も温野菜にして食べるなどすると胃腸にも負担が少なく、筋肉の働きを助けるビタミンB1やカルシウムなども取れて一石二鳥ですね。

継続的な健康習慣のために!

暖かくなり、運動を再開することはとてもいいことですが、やる気のまま運動を再開して怪我をしてしまうことはなんとしても避けたいところです。

運動初め、再開当初は準備運動やクールダウンにしっかり時間を取りましょう!

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