【健康】お酒の免疫力への影響(森下店)
コロナで自宅での時間が増え、外で過ごす時間が減ったことで、各家庭で飲酒量が増えているという調査報告があります。
2回目の緊急事態宣言が延長している今現在、注意してお酒を楽しまないと後々になって焦ってしまうことになるかもしれません。
今回はコロナやインフルの脅威から身を守る「免疫力」について、お酒との関連性を見ながらお話ししようと思います。
そもそも免疫力とは
一言で免疫力といっても一体どういう仕組みなのでしょう?
免疫の「疫」は病気のことを指します。
疫から免れる、つまり免疫とは文字通り、病原体(ウィルスや細菌)から体を守る防御システムということです。
この防御システムには3段階あり、呼ばれ方はさまざまですが
・1段階目――――自然防御(物理的、科学的防御)
・2段階目――――自然免疫
・3段階目――――適応(獲得)免疫
の順番で働き、体の中に病原体(ウィルスや細菌)が入り込むのを防いでくれます。
それではこれらの防御システムはそれぞれどのようなことをしているのでしょうか?
1段階目の「自然防御」は皮膚や、鼻・のど・気道などにある粘膜によって病原体の侵入を防ぎます。
くしゃみや鼻水、咳や痰(たん)などは防御によって体の外に出そうとする反応によるものです。
自然防御の一例として、唾液に含まれるリゾチームやペルキシオダーゼなどの酵素には殺菌、抗菌の作用があり、病原体の働きを抑えてくれます。
2段階目の「自然免疫」では「マクロファージ」と呼ばれる食細胞が病原体を取り込み、その他の好中球に対して応援を要請します。
自然免疫の働きによって起こった熱感や腫れを「炎症」と言います。
炎症が起きている部分ではマクロファージや好中球といった自然免疫が仕事をしているので病原体は弱くなっています。
風邪をひいた時にのどが痛くなったり、鼻水が出るのは炎症が起きているからで、抑えるために薬を飲むと自然免疫の働きも抑えていってしまうので、薬の常用には注意が必要です。
3段階目の「獲得免疫」は自然防御と自然免疫で時間を稼ぎ、樹状細胞が病原体の情報を獲得し、T細胞に攻撃させ、B細胞に効果のある抗体を作り出します。
獲得免疫には情報を記憶しておくことができ、過去にかかった感染症にかかりにくくなる、またはかかっても軽症で済むようにできるのです。
予防接種は獲得免疫の仕組みを利用した感染症対策です。
お酒による影響はどうあるのか?
3段階の免疫によって守られている体ですがお酒を飲むことでどのような影響があるのでしょうか?
1段階目の自然防御は、粘膜が正常に働くことで起こります。
しかし、アルコール度数の高いお酒を飲むことで粘膜に傷がつく可能性があります。
粘膜に傷がつけば本来の働きができなくなりますので免疫力は下がるでしょう。
2段階目の自然免疫は、お酒を飲むことによってマクロファージそのものの機能を低下させたり、働きを抑制させると考えられています。
飲酒時間が長くなればなるほどその作用が大きくなる傾向があるようです。
3段階目の獲得免疫には、自然免疫の段階でマクロファージの活動抑制がかかってしまうことで、情報を受け取り、指示を出す樹状細胞の働きも抑制されるという影響があります。
お酒との付き合い方
免疫力に対してお酒(アルコール)があまり良い影響を持っていないことがわかっていただけたかと思います。
自宅での時間が増えている今、お酒は楽しみの一つではあると思います。
絶対にやめなくてはいけないわけではなく、何事もほどほどにしておくのが良いでしょう。
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